春爛漫・花ざかりの京都

お出かけ時期　：　2011年4月5日～2011年4月6日

桜満開の春、花の都、京都。
こんな言葉を聞いて、心くすぐられない人はいないのではないでしょうか・・・

修学旅行などで京都に行ったことのある人も多いかと思いますが、わたしもその一人です。
でも、今回、その時と同じ場所に行ったと思えない旅行になりました。
京都の美しさ―厳かで慎ましく、儚い・・・そうした魅力が、日本人の心である桜に象徴されているようで、味わい深いものでした。

特に桜を見に来たのではなく、宇治に行く用事の後に立ち寄った、そしてちょうど桜が咲き乱れていた、しかもそれは家族にとって思い出深い場所で・・・そんなことが重なって、記憶の中で幻想的に美しく保存された旅でした。

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  そのままマウスのホイールを回してスクロールさせることで、掲載順に辿ることもできます。
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  そのまま歩き回ることも可能ですので、旅行を疑似体験することもできます。

京都に着いたのは夜だったので、今まで機会がなかった祇園へ行くことにしました。
石畳が続く祇園の街は、夜にはさらに味があります。

板前さんの草履もまた味があり・・・

京都府京都市東山区祇園町北側254-9

2011年4月5日 19時30分11秒

そちらこちらでお座席のにぎやかな音が聞こえてくる中で、夜桜見物。
夜の街の淡い光に照らされた桜は、これぞ日本、という美しさでした。

歩きながら、なんて素敵なところだろう、とほれぼれしていたのですが、そこがどこだか知らず、しばらくしてから、祇園白川という日本を代表する(？)夜桜名所だ、ということを情報誌で取り上げられているのを見て、「あら、ここは・・・。」と驚きました。

祇園白川
京都府京都市東山区末吉町大和大路通四条上る

2011年4月5日 19時42分30秒

一本桜は威厳を感じられ、空の闇と桜色のコントラストととも絶妙でした。

祇園白川
京都府京都市東山区末吉町大和大路通四条上る

2011年4月5日 19時43分46秒

舞妓さんに会えないかな～と探したのですが、お座席にいるのを窓の外からちらりと見えただけでした。残念。
なんとか写真に収めたくてカメラを構えたものの、窓の外から撮るのは怪しすぎるので・・・（笑
あきらめました～。

祇園白川
京都府京都市東山区末吉町大和大路通四条上る

2011年4月5日 19時44分53秒

京都を食すときたら、京野菜！
ホテルのコンシェルジュに探してもらい、紹介して頂いたところに立ち寄りました。
日本酒にお野菜、酢の物、最後におぜんざい・・・

しかも、この日本酒、マスにこぼしてそそがれたんです。
マスからいただくと、さらに京都を堪能している気になります～♪

それから、先斗町、鴨川沿いを歩いて、八坂神社あたりまで散策しました。
夜の鴨川も先斗町もちょっと異様な雰囲気というか・・・やっぱり歓楽的な雰囲気で、どうも居心地悪く、地元の街を歩いているような感覚でしたね（それもどうかという感じですが）

京都府京都市東山区常盤町

2011年4月5日 20時37分57秒

ホテルは全日空ホテルで、二条城が目の前にどーんと見えるお部屋でした。
フロントの方もみんな着物で見た目麗しく、朝の朝食バイキングも美味、お土産もそろう。全体的に〇という感じでしょうか。
ただ着付けをほんの少しかじっただけのわたしにもわかるほどの、フロントの方たちの着物の着崩れは・・・旅館ではないので仕方ないのかもしれませんが、日本を代表する場所なので、やっぱりちょっといただけません・・・。

京都全日空ホテル
京都府京都市中京区堀川通二条城前

2011年4月6日 10時39分37秒

二条城の全体が見える部屋だったので、二条城は見学しませんでした（笑
人の出入りもよく見えたけど、けっこうにぎやいでいたかな？

元離宮二条城
京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町５４１

2011年4月6日 10時40分40秒

路線バスで思い出の地をぐるっとまわり、京都御苑までやってきました。
ふらっと入ったものの、桜の美しさに感嘆！

京都御苑
京都府京都市上京区京都御苑

2011年4月6日 12時13分51秒

公園全体の桜が咲きみだれて、本当に美しかったです！
本格的なカメラをもった男性の方々もいて、そこにいる人がみんな、桜に魅了されて心穏やかな気持ちになっているのがわかりました。

京都御苑
京都府京都市上京区京都御苑

2011年4月6日 12時14分23秒

帰りの飛行機の中、あるコラムが目に留まりました。
京都の桜は特別だ、という内容です。京都の桜は一瞬、ぱっと咲いてぱっと散る、ある時期偶然にたまたまそこに居合わすことのできた幸福が、都の桜を特別にする、のだそうです。

それは本当に真実で、めぐる季節の中で一瞬のその待ち望んだときに花咲かせ、自分の分を全うする真摯な姿に、人は美しさを感じるのでしょうか。

天の恵み、天の愛の表現に感謝深まる、そんなひと時でした。

京都御苑
京都府京都市上京区京都御苑

2011年4月6日 12時19分00秒

哲学の道も桜満開でした！
哲学の道の通り沿いには、店がたくさん立ち並んでいて、寄り道をしては歩き、寄り道しては食べ歩き・・・なかなか時間がかかりました。
以前両親がここへ来た時に素敵なスカーフのお店を見つけてお土産にしてくれたのですが、うわさのそのお店にも立ち寄り、淡い桜色と明るいピンクのグラデーションのスカーフを購入してその場でつけさせてくれ、さらに春気分で歩を進めました。

哲学の道
京都府京都市左京区浄土寺石橋町

2011年4月6日 12時59分06秒

確かに、こんな桜のトンネルを通り抜けていたら、思いにふけってしまうでしょうね～～といいながら、歩きました。
わたしたちが何を考えていたかと言うと・・・どこでソフトクームを食べようか、わらびもちもいいね、とかでした・・・（笑
明らかに花より団子。

哲学の道
京都府京都市左京区浄土寺石橋町

2011年4月6日 13時07分49秒

南禅寺の湯豆腐も両親の旅行と同じコースです。

優しい光が差し込む中で、温かい湯豆腐を食べ、見上げれば、屋根の間から開き始めた桜のつぼみががちらちらと見えて、風情満点。
老舗のお店にも関わらず、お高くとまったような感じは全く受けず、敷居は高くなかったように思います。
リラックスした昼下がりを楽しめた、居心地の良い空間でした。

旅館　八千代
京都府京都市左京区南禅寺福地町３４

2011年4月6日 15時30分39秒

南禅寺から散策しながら、帰り道を行く途中、インクラインも通りました。
これまた有名な場所とは知らずきれいだね、と自然とシャッターを押していました。

京都は、街全体に美しい景観がおさめられているような場所で、あてもなく散策しても、魅力的な場所に出会えるのだなぁと、今回のぶらり旅で教えられました。

蹴上
京都府京都市東山区谷川町

2011年4月6日 15時38分19秒

桜はどこで見ても美しいものですが、その桜の儚い一瞬に出会えたなら、訪れたその場所の印象と思い出を、美しい桜色に染めてくれます。
わたしたちへの贈り物である四季に感謝して、めぐってくる季節をこれからも味わっていきたい・・・都会暮らししか経験したことのない私にとって、旅行はこうした大事なことを気づかせてくれました。
メトロポリスのビルや、大気を汚す煙ばかり眺めていないで、命を感じさせるものにいつも目を留めるようにしたいですね。

ときおり無機質なものばかりに囲まれて息が詰まるときには、都会を飛び出して、違う空気を吸いに行こう・・・。
また、あの春の京都に出会えたらいいなぁ。

蹴上
京都府京都市東山区谷川町

2011年4月6日 15時43分36秒