お出かけ時期 : 2011年5月5日
旅行の形態 | : | 家族旅行 |
一人分の費用 | : | 500円くらい |
投稿日時 | : | 2015年12月21日 00時51分08秒 |
訪問場所 | : | 恐山菩提寺【神社や寺院/観光やレジャー】 |
訪問地 | : | 青森県むつ市 |
日本三大霊場の一つ、恐山に行ってきました。
恐山菩提寺を抜けると観光地らしさが抜け、その奥の恐山には卒塔婆や赤い涎掛けをした地蔵が点在し、何とももの寂しげな景色が広がっていました。
活火山の恐山では至る所から火山性ガス(亜硫酸ガス)が吹き出ており、気分の悪くなる人もいるそうです。
雰囲気に飲まれる人もいるかもしれませんね。
火山帯のような岩肌だけでなく、火山の噴火で出来たカルデラ湖の宇曽利湖もあります。
1~6シート表示/全6シート
Canon:Canon EOS Kiss X4 |
青森県むつ市にある恐山に行ってきました。
移動手段は基本バスか車になります。
青い木々が生い茂る山道を車で登って行くと、途中から窓を閉めていても硫黄の独特の臭いが車内に漂ってきます。
写真は恐山菩提寺の前です。
観光の集団写真用の脚立がなんだか場違いで面白いです。(笑)
境内の中に温泉が湧いていて、簡素な作りの湯小屋がありました。
入山料は500円で、開山期間は毎年5月1日~10月31日と意外に短いので注意です。
恐山菩提寺
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
2011年5月5日 14時45分15秒
Canon:Canon EOS Kiss X4 |
恐山菩提寺の境内を抜けると、観光地らしい陽気さは一気に消えます。
ぽつんと立てられた卒塔婆や赤い涎掛けをした地蔵が点在し、何とももの寂しげな景色が広がっていました。
特に決まった順路があるわけでは無く、植物もほとんど生えていない岩肌を更に上に歩いていきます。
恐山菩提寺
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
2011年5月5日 14時51分36秒
上から見た恐山
Canon:Canon EOS Kiss X4 |
上から見た景色です。
全体を見ると思ったより広くないですが、恐山独特の雰囲気に飲まれてとっても広く感じました。
ちなみに、恐山は前方にある宇曽利湖を中心とした8つの山の総称で、実際に恐山という山があるわけではありません。
この辺りでは、「人は死ねば魂は恐山に行く」と言われているそうです。
確かに高い山々に囲まれて、窪地に湖を湛えたこの場所には人の魂が集まってきそうな雰囲気があり納得です。
恐山菩提寺
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
2011年5月5日 14時53分34秒
恐山の霊場の雰囲気に圧倒される
Canon:Canon EOS Kiss X4 |
活火山の恐山では至る所から火山性ガス(亜硫酸ガス)が吹き出ています。
硫黄の黄色い粉が溜まった所などもあり、気分の悪くなる人もいるそうです。
歩いていて印象に残ったのは、水子供養と表札奉納です。
賽の河原に積まれた石や、子供の遊び道具として供えられた風車の数々にとても悲しい気持ちになりました。
フルネームで書かれた表札も沢山置いてあって、○○家の墓と彫られた墓石と違い、生前身近にあったであろうそれは、死者個人の存在を強烈に印象づけていました。
何故か赤十字社の門標も沢山あって、恐山と赤十字という不思議な組み合わせに驚きました。
恐山菩提寺
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
2011年5月5日 14時58分45秒
Canon:Canon EOS Kiss X4 |
淡い緑色に濁った宇曽利湖は火山の噴火で出来たカルデラ湖です。
その美しい景観から極楽浜と呼ばれているそうです。
確かに砂利のゴロゴロした山道に比べれば極楽(歩き易い)ですが、私にはとても不気味な湖に感じました。
生き物など棲んでいなさそうですが、ウグイ等が生息しているそうです。
恐山菩提寺
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
2011年5月5日 15時20分07秒
Canon:Canon EOS Kiss X4 |
浜に供えられた花と、お供えの食べ物を狙うカラス。
こういった場所ではカラスの存在が一層不気味に感じます。
花もまだ新しく、ここが単なる観光地ではなく、今もなお死者を弔う場所である事を再認識させます。
恐山は観光して楽しい場所というわけではありませんが、活火山としての様子や、人々の信仰や生と死について色々と考えさせる場所でした。
恐山菩提寺
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3−2
2011年5月5日 15時20分47秒
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